栄光の聖騎士団について思ったこと
〈聖騎士の追想 イゾルデ〉の登場が早かったため影に隠れがちな〈栄光の聖騎士団〉について書こうかと思います。
〈栄光の聖騎士団〉
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの「聖騎士」モンスター1体を対象として発動できる。
その自分のモンスターが装備可能な装備魔法カード1枚をデッキから選び、そのモンスターに装備する。
装備可能なカードであれば好きなカードをデッキから選べるため小回りが利く。
聖剣で考えた場合
・1000パンプ
・破壊耐性
・セット破壊
・対象指定耐性
と満遍なく選べる。
聖騎士はデッキの傾向上メインから装備魔法を10枚前後入れるのが一般的なのでその時々で欲しいカードに変換できる。
総じて一部のカード(アヴァ◯◯、パー◯ヴァ◯)と比較した場合、十二分に採用が見込めるカードである。
では本題です。
汎用性が高そうに見えるカードではあるものの影に隠れがちなのは何故なのか。
①メインの聖剣になるカード枚数が増える
小回りは利くがあくまでも装備魔法になるカードである。
メイン40枚で先行を取る場合、初手5枚における聖剣枚数は
聖剣10枚→1.25枚
聖剣10枚+栄光3枚→1.6枚
さらに分かりやすく言うと、
メイン40枚でトップ1枚をめくり、それが聖剣である確率は
聖剣10枚→25%
聖剣10枚+栄光3枚→33%
と1/3の確率で聖剣を引き当てる事になります。
動くために必要とは言えども引きすぎは問題になるでしょう。
②イゾルデの展開にデッキの聖剣を使用するため
1枚の装備魔法を選ぶ栄光に対し、複数の装備魔法を墓地に送るイゾルデが登場した事により聖剣素引きの事故を大幅に減らす事が可能になりました。
聖騎士の特性上墓地に落ちてもxyzで回収出来るため苦になりません。
またイゾルデの効果後に栄光を撃つ場合、対象がなくなる可能性もあります。
③聖剣が無くても展開出来るようになった
正直これが1番大きいと思います。
従来までは聖騎士の展開において聖剣は必要不可欠でしたが、イゾルデの登場により要らない展開方法も出来ました。
「モルドとセットで引かなきゃいけない」
から
「聖剣が無くても展開出来るから必要過多の聖剣を引たくない」=「聖剣に変換される栄光を積みすぎると事故になりかねない」
に変わってしまいました。
ただ、聖騎士の展開における最強札はモルド聖剣なのに変わりはありません。
④栄光の他に入れたいカードが出てきてしまう
分かりやすく言うと、
「メインが3枠余りました。栄光3枚、指名者3枚、誘発3枚、汎用3枚、どれを入れますか?」
つまりはこう言う事なんです。
他の3種と比べると圧倒的に優先度は低くくなりがちなのです。
もちろん「楽しむ>勝率」なのであればこの限りではありません。
小回りが利くカードである一方、器用貧乏感が否めないのが本音でしょうか。
ただ、環境が大きく異なるTCG圏では複数採用がテンプレになっています。(指名者、サモソが未カード化、増g禁止etc)
エクターも三兄弟も登場初期はそこまで評価が高いカードではありませんでしたが、イゾルデの登場によって強カードへと化けました。
今後強力な装備魔法の出方によってはメイン投入がテンプレに返り咲く可能性もありえるでしょう。